60歳以上現役社長の老齢厚生年金受給・役員報酬最適化なら滋賀県大津市の労務財務の専門家・FP奥野文夫事務所にお任せください!
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(2017年3月21日)
65歳以上で、報酬が高いため老齢厚生年金(報酬比例部分)がずっと全額支給停止となる方の場合は、老齢厚生年金を繰り下げても、報酬比例部分は増額されず、差額加算(経過的加算額)のみ増額されます。
しかし、報酬がそれほど高くない方で、65歳以降老齢厚生年金(報酬比例部分)が一部支給される方の場合は、支給停止とならない部分については、繰下げによる増額効果が発生します。
老齢厚生年金の繰下げを選択して70歳から受給するとした場合、65歳から70歳まで5年間繰下げたことによる増額分は、その後も働き続けた場合、在職支給停止となってしまうのでしょうか。
(回答)
繰下げによって増額された分(繰下げ加算額)は、在職支給停止の対象とはなりません。
65歳から70歳までの各月において在職支給停止を行った結果、各月分の年金について支給停止額・支給額が計算され、そのうちの支給額について(平均支給率を算出の上)繰下げ増額率を掛けて増額支給することとなるものです。
繰下げしたことによって増額された分の年金を在職支給停止の対象としてしまうと、二回重複して在職支給停止の対象とすることとなりますので、そのようなことはしないようになっています。
在職老齢年金の計算式をあてはめて支給停止とならなかった部分だけが繰下げの対象となって増額されたわけですから、その部分は再度在職支給停止の対象とはしない、ということですね。
平成29年8月から、老齢年金がもらえるかどうかを判定するための「受給資格期間」が従来の25年以上から10年以上となります。
これにより、過去に10年以上25年未満の公的年金加入歴がある人に新たに老齢年金をもらう資格が発生します。
新たに64万人の人が老齢年金をもらえるようになるとのことですので、大盤振る舞いですね。
対象者に対しては日本年金機構から黄色い封筒で年金請求書が発送されます。
(平成29年2月下旬から発送が開始され、7月上旬までに何度かに分けて発送されます。)
公的年金は受給権が発生したら、発生した日の属する月の翌月分から年金がもらえることとなります。
平成29年8月に年金受給権が発生したら、9月分の年金からもらえることとなります。
9月分の年金は、通常は10月15日に支給されます。
(平成29年は10月15日が日曜日ですので、直前の金曜日10月13日に支給となります。)
ただし、初回分の年金の支給は11月以降になることもありえます。
社内やお身内の方で、10年年金の請求書が届いた方がおられる場合は、忘れずに手続きをされるようにお伝えください。
年金の請求手続きは、普通は、受給権発生日以降でないと受付されません。
しかし、今回は8月頃に請求書が多数提出されると事務作業が集中してしまいますので、受給権発生の平成29年8月まで待たなくても、黄色い封筒が届いた時点でもう請求書を提出できる、という例外的な取り扱いがされています。
(早めに請求書を提出しても、年金受給権が発生するのはあくまでも8月1日です。)
日本年金機構ホームページにも特集ページが用意されていますので、ご参考になさってください。
先週金曜日(平成29年3月17日)に大阪で、社労士、行政書士等士業の方向けに、インターネットを活用した情報発信方法を学ぶ講座の講師を務めておりました。
私(奥野)が普段行っておりますような、ホームページやメールマガジン、ブログ、動画等を活用した、お役立ち情報発信のやり方について、初歩から学ぶ講座です。
長年お世話になっている社長さんから昨年8月に講師をご依頼いただいて始めた講座なのですが、ご参加いただいた方々から好評だったそうで、今月も開催されることとなりました。
先週は、大阪、京都だけでなく、愛知や岐阜からも社労士さん、行政書士さんや中小企業診断士さんに受講いただきました。
今回も受講者アンケートでは、参加者全員から「とても役に立った」というご感想をいただきました。
今週金曜日にも同様の士業向けセミナー(東京)の講師を務めます。
今回も、関東地方だけでなく、九州、中国地方からも参加者がおられるそうです。
今回は、50歳以上の士業の先生方のご参加割合がとても高いことにとても驚いています。
先日、日経新聞の一面でも報じられていましたが、AI(人口知能)の発達によって、単純な事務代行等の顧問契約の依頼が今後は無くなってしまうのではないか、という危機感を強く感じておられる先生方が多いこととも関係があるのかもしれないと考えています。
(Amazon Go の動画ご覧になりましたか?
小売業の世界の、レジや人員配置が不要になるというお話ですが、士業の世界でも様々な環境変化が起こりつつあります。)
3月24日(金)の前後にも東京でのコンサルティング予約が入りましたので、今週23日(木)~25日(土)は東京出張です。
23日(木)以降にいただいたお問合せへの返信は、27日(月)以降となる可能性があります。
ご了承下さいますようお願い申し上げます。
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077-578-8896
営業時間:9:00〜18:00 (定休日:土日祝日)
担当:奥野 文夫 (おくの ふみお)
現在大変多くコンサルティングのお申込みをいただいており、無料電話相談は行っておりません。
(奥野の留守中にお電話いただき、伝言いただきましても、こちらから折り返しお電話をすることはできません。)
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